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Channel: ☆名古屋砥泥会(なごやとどろかい)☆
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[転載]ある、商人の日本剃刀奮闘記

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ある方の話しですが、その方は、この消えゆく日本の伝統である、古来からの智恵の集積とも言える日本剃刀を少しでも、残したいと自分のインターネットのホームページの日本剃刀サイトで紹介していました。それがテレビ局の目にとまり、三木の日本剃刀作者さんが紹介されその、伝統の技を画像と作者の談話などかの放映されたテレビ番組を見て、感動を覚えた方々から、その後、注文が殺到しました。何せ、機械で大量生産できるカミソリとは違い、一つ一つを丹念に地金と刃鋼とを経験とそれまで培われたんノーハウを駆使して鍛接して創るので、その作業は、神経的、体力的にも過酷なものととなり、多くの註文残を消化するのに何年もかかりました。当然、註文のお客様には長くお待たせすることになり、責任感の強い日本剃刀作者さんには無理をさなされて、体をこわされてしまうことになり、却って日本剃刀の火を消していまいそうになった苦い経験が有ると教えて下さいました。この話しをなさって下さったその方は今でも、日本剃刀作者さんが倒れられた原因の一つは、私にあると、心苦しく思っているそうです。
私が、あえて、この様な話しを当ブログに掲載するかと申しますのは、確かに日本剃刀の良い点は多く有ります、しかし、それを作られる作者は自分の身を削って日本剃刀の1本1本を作り上げている事も真実です。この事を良く知って、また、この日本の伝統文化とも言える日本剃刀の作者に余分な重圧を掛けない優しさこれも、現在では、忘れかけている日本の人々が互いに持っていた『思いやり』の心が必要なのかも知れません。わたしたち、このブログを読まれる皆様方は決してこの伝統文化の火を消したいとは思われない事でしょう、当然、私もその一人として大いに日本剃刀の良さを多くの方々に知って使って頂きたいと思いますが、日本剃刀の作者さんに余分な負担を掛けたくは有りません。ですから、その剃刀の出来るまでの過程を知ることにより、より親しみが募る事で、創られる作者さんに負担のかからない応援をしていきましょう。この文章を読んでああそうか、と納得して話しの主を特定出来る方は相当な日本剃刀のマニアかそれに携わっておられる方でしょう。

転載元: ☆名古屋砥泥会(なごやとどろかい)☆


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