上段の庖丁は、現物が手元にないので同型の菜切庖丁新品の中屋平治作SKDの菜切り18cmです。
下段は黒打の菜切庖丁の画像が無かったので、三徳の黒打を載せました。
磨き仕上げの菜切も黒仕上にしますとこの様な色の感になります。(三徳の写真は平治さん提供)
註文した庖丁は青紙三枚合わせです。そして、お願いした庖丁は、磨き仕上げではなく、黒仕上です。この手法は昔からの智恵で、鉄製の包丁は錆びやすい為編み出された伝統手法、黒打ちと言う製法を使った菜切庖丁です。
註文の菜切庖丁を創る平治さんは160年続いた伝統的な製造方法を継承した、縦長の炉や炭焼き(松炭)を用いる希有な存在の職人さんです。また白1や青1、岩崎誂え鋼、ステンなども自在にこなすします。また、伝統継承鍛造による製品の庖丁は、さまざまな天然砥石で仕上げられ刃が付けられますのでその切れ味は秀でています。
平治さんの略歴はと言いますと、あの著名な岩崎さんや碓氷(うすい)さんを師とした数少ない弟子としても知る人ぞ知る人で有りながら非常にもの静かで奢りのない鍛冶職人さんです。また、創り出される製品は、機械加工を避けた手造りのために少量生産で、同様の製品(機械による量産品)を市場で求める場合の3倍以上の価格になりますが、平治さんの手で鍛錬された包丁は、まだあなたの体感したことのない切れ味を体験することになります。そして、ブログにその庖丁をを紹介できる機会を頂けるのは大変嬉しい事です。私は、平治さんの生みだした素晴らしい包丁の持ち主として料理に活用出来る楽しさを皆様方に知って頂く為に掲載いたしました。どうですか、写真ではこの庖丁の素晴らしい切れ味が体験する事は出来ませんが、貴方がこの庖丁以上の物を取得されればもう、庖丁の虜ですよ。これから、料理をしようと考えているが未だ料理に馴染まないご主人、さぁ、自分専用の庖丁を取得して庖丁と共に主人の料理造りを楽しみましょう。
中屋平治さんのホームページURLは下記の通り
創業・嘉永元年(1848年) 鋸鍛冶 有限会社中屋平治
http://nakayaheiji.co.jp/転載元: ☆名古屋砥泥会(なごやとどろかい)☆